9月も終わりになり、涼しくなってきました。
外出にはいい季節ですね!
福祉タクシーアークでは、少しでも気分よく外出していただくためにいろいろ工夫をしています。
秋のテーマは”香り”。
今回は、名古屋八事の”香り考房アイドーマ”の前田るり先生に、車内アロマを作ってもらいました!
(ちなみにアロマ=自然の香り。香水や化学合成の芳香剤ではありません。)

車の中のニオイって結構気になりますよね。
駅から乗ったタクシーがくさかった!なんていう方が結構いらっしゃいます。
個室ですし、たくさんの人を乗せるので、どうしてもニオイがこもるのですね。
当社でも創業以来、車内のニオイには気を配ってきました。
エタノール清拭から始まり、お客様からおすすめされたアロマを使ってみたこともあります。
しかしアロマは、アロマテラピーといってヨーロッパでは治療に使われるくらい身体や精神状態に影響を与えるものだそうです。
漢方薬、薬草療法に近いのですね。
当社は疾患を持った方もご利用になるので、何かあったらよくないと思い継続的な使用は躊躇しておりました。
やはり知識を持ったしかるべき方にお願いしたいなぁと…。

そんな中で幸運にも、中部地区でのアロマテラピーの第一人者と出会うことができました。
それが今回お願いした前田るり先生です。
先生は、この道20年。名古屋東京福岡に専門店を開設し、淑徳大学でもメディカルアロマ講座で教鞭をとられる専門家です。
メディカルアロマとは、香りを積極的に疾患の治療に役立てようというものです。

臨床経験も豊富な前田るり先生なら、福祉タクシーで使う香りも安心してお願いできますね。というわけで早速、八事にある先生のお店で作ってもらってきました。

作るにあたり、どんな香りにするかをリクエストするのですが、私がお伝えしたのはこれ。
・さまざまな疾患を持った方にも安心して使えること
・殺菌消臭
・さわやか系でリラックスできて元気になる香り!
・・・わがままですね(笑)

そして、カウンセリングの後におすすめしていただいたのがこの3種です。
アルベンシスミント、ベルガモット、ローズウッド

アルベンシスミントは和ハッカ。
ハッカ味のキャンディーを思い出す、ちょっと甘くてスーッとさわやかな香り。
消化不良や肝臓が弱っている人、神経系の痛みのある方、乗り物酔いに良いそうです。

ベルガモットはさわやかな柑橘系。
抗うつ作用で気分を明るく、腸の活動を活発にしてくれます。

ローズウッドは落ち着いたゴージャス系の香り。
呼吸器、口腔内、泌尿器の感染症や皮膚の真菌に対する殺菌抗ウイルス作用があります。

ほかにもたくさんの効能がありますが、とても書ききれません。
これを大体同量をブレンドして空間に噴霧、もしくは布にしみこませて拡散させます。
福祉タクシーの特性を考慮して、殺菌消臭ができて乗り物酔いしにくくなるなど、とても理にかなった処方になっています。

車内にスプレーしてみます。

うん、さわやか!
これで秋のお出かけが一層楽しくなりますね。
通院や転院などに使っていただく場合にも、良い気分転換になるのではないでしょうか。
是非当社の福祉タクシーをご利用くださいね。

使用しているアロマは、PRANAROM社のケモタイプ精油※です。
品質は世界一!お値段も超一流です(笑)
アロマテラピーの心得がある方にも、きっとご満足いただけるはずです!

※ケモタイプとは化学種という意味で、含有成分がすべて明らかになっており成分保証されているタイプのものです。
ケモタイプでないものは、成分が明らかになっていないので、アロマテラピーには使えないとのこと。
今回選んでいただいたものは香りとして使用するなら禁忌もなく、安全性は折り紙付きです。
ケモタイプ精油でも、ものによっては疾患を悪化させる成分が含まれていますので、ご注意くださいとのことです。
アロマに関する詳しい情報は、アイドーマさんへお問い合わせください!
http://www.aidma-aroma.com/